水戸の梅まつり時期に合わせて、主だった観光地を巡るコースをご用意しました。
レンタサイクルを使って、早春の梅薫る水戸のまちをお楽しみください。
出発
二の丸展示館
水戸城の二の丸跡、旧水戸彰考館跡地に位置する展示館です。
かつてはここに水戸彰考館が置かれ、「大日本史」編纂に関する業務が行われていました。
現在では「二の丸展示館」が開館しており、日本遺産「近世日本の教育遺産群-学ぶ心・礼節の本源-」を構成する弘道館や偕楽園などの市内の教育遺産に関する情報発信や、水戸城に関する展示等を行っています。
水戸城二の丸角櫓
二の丸角櫓は、水戸城内に存在していた角櫓のひとつであり、水戸駅からほど近い、二の丸の南西部角に位置していました。
櫓本体は、2階建の角櫓と、その北側・東側に接続される2つの多聞櫓(北多聞櫓・東多聞櫓)から構成されており、全体でみるとL字型をしています。
かつて城内には4基の角櫓が建てられており、城の北側よりも南側(城下町側)にかたよって設けられていたことから、城下から城を見上げた際の視線を意識してつくられたと考えられています。
現在みられる櫓は、大手門をはじめとする城跡周辺の歴史的建造物整備の一環として、過去の発掘調査や史資料調査の結果を踏まえて、当時と同じ場所に天保期の姿で復元されたものです。
弘道館
天保12(1841)年に、水戸藩第9代藩主徳川斉昭公によって創設された日本最大規模の藩校で、梅まつりの時期には、約60品種800本の梅が可憐に咲き競います。
この「弘道館」は文武修業の場(一張)であり、厳しい修業の余暇に心身を休める場(一弛)として、一対の教育施設となる「偕楽園」が創設されました。観梅とともに斉昭公の「一張一弛」の思いを感じることができるのが、梅まつりの魅力です。
偕楽園
日本三名園のひとつである偕楽園には、約100品種3,000本もの梅が植えられており、「早咲き」、「中先咲き」、「遅咲き」と開花時期が異なる様々な品種があり、来園するたびに梅の様々な表情を楽しむことができます。
中でも花の形や香り、色などが特に優れている「白難波」「烈公梅」等の「水戸の六名木」がオススメです。
【偕楽園内】水戸観光コンベンション協会売店
偕楽園内に臨時で開設されている水戸観光コンベンション協会売店では、水戸産の梅の果実「ふくゆい」を使用した「水戸梅お菓子プロジェクト」のお菓子を販売しています。
友達、ご家族へのお土産にいかがでしょうか。
ぜひお立ち寄りください。
偕楽園公園
偕楽園本園の南側に位置する偕楽園公園には、田鶴鳴梅林や窈窕梅林、猩猩梅林といった梅林が広がり、偕楽園本園とはまた違った梅の愉しみ方が可能です。
また、少し足を延ばせば千波湖まですぐ。
湖畔に建つ好文カフェで、ゆっくりした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
茨城県近代美術館
市民の憩いの場である、緑豊かな千波湖畔に位置する美術館です。
横山大観や小川芋銭、中村彝(つね)などの茨城ゆかりの作家のほか、モネ、ルノワール、ロダン、ピサロなど、国内外の約4,000点にのぼる近代美術作品を所蔵、季節やテーマにより作品を替えて展示を行っています。
美術館の敷地南側には、水戸市出身の中村彝のアトリエが再現されており、遺品や資料を展示・公開しています。
到着
水戸城大手門は、水戸城内で最も格式が高い門であり、明治期に解体されるまでの間、城の正門としてその威容を誇っていました。
かつての大手門は、何度かの建て替えを経てはいるものの、もとは佐竹氏が水戸城主だった慶長6(1601)年頃に建てられたものだと考えられています。
現在見られる門は、令和2年2月に天保期の姿で復元が完了したもので、高さ約13メートル・幅約17メートルと巨大な櫓門であり、水戸城跡のシンボルとも言える存在となっています。その古風な外観は江戸時代初期の様式を残しており、土塁に取り付く大手門としては国内屈指の規模を誇ります。
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