元治元(1864)年、尊王攘夷の志なかばにして幕府に降伏した天狗党の志士800余名は、敦賀にあった16棟の鰊倉に押し込まれ、残酷非道の処遇を受けました。
約100年後、この鰊倉の1棟を福井県敦賀市より譲り受けて水戸の常磐神社境内に移築し、回天館と名付けました。
しかし、歳月の経過と共に老朽化が進んだため、水戸市民の有志が寄付を募り、平成元(1989)年に回天神社境内に移築しました。
現在、回天館は保存会によって管理され、天狗党の資料などを展示、永く顕彰する事を目的としています。
扉や板壁などには、牢居していた人々の血書の文字が散見され、武田耕雲斎らが処刑されるまで拘置されていた当時を偲ぶことができます。
基本情報
住所 | 水戸市松本町13-33 |
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営業時間 | 10:00~14:00 |
料金 | 無料 |
定休日 | 毎週月・火・金曜日 |
アクセス |
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お問い合わせ先 | 回天神社(TEL.029-226-9028) |